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診療科・部門案内

放射線科

骨密度測定装置

骨粗しょう症とは?

骨粗しょう症というのは、骨が弱くなり、骨折の危険が高まる骨格の病気です。
また、骨密度が減っていっても、ほとんど自覚症状はありません。ただ骨粗しょう症がもとで骨折して初めて、痛みを感じたり、背中が曲がったり、寝たきりになったり、日常生活に支障を来たし易くなります。早めの確認が必要です。

予防・治療は?

  • 現在、予防・診断や治療のための技術や治療薬が進歩しています。
  • 早い段階で骨密度の状態を把握することで、良い効果が上げられてきた実績があります。

どうすればいいの?

  • まず、医師の診察を受け、骨密度測定を行いましょう。
  • 骨折すると日常生活に影響を与える腰椎や大腿骨の骨密度を測定します。
  • 骨密度測定には微量のX線を用います。X線検査に準じて、ベット上に仰向けで寝るだけです。骨密度検査で受ける被ばくは胸部エックス線検査より少ない量です。
  • 測定は、約5~10分間で、痛みはありません。

骨密度検査の前準備は?

  • 妊娠中、もしくは妊娠の可能性がある方は検査できません。
    バリウム検査や、その他の造影剤検査の後は、骨密度検査は行えません。
  • 骨検査時の衣服は、腰椎(おへそ周辺)や大腿骨(足の付け根周辺)に金属等(ホック、ボタン等)が
    ついていない衣服を着用してください。また、湿布や使い捨てカイロ等は外してください。
  • 測定領域(腰椎、大腿骨)に人工関節を挿入されている場合は、あらかじめスタッフに申し出てください。
  • 検査は仰向けに寝て検査します。
  • 検査中は動かないでください。 静かに呼吸することは問題ありません。

検査結果について

  • 検査の評価は、日本骨粗鬆症学会などで決められており、若年成人平均値(成人男女の骨が丈夫な人たちの平均値)からどれぐらい下がっているのかで、評価されます。

    その値は、正常な若年成人平均値の80%以上。

    骨量減少は、その79%から71%。

    骨粗しょう症は70%以下。

    と学会で決められています。

  • 通常、DEXA法での検査する部位としては、腰痛とどちらかの大腿骨を検査します。それらの部位で、一番低い数値で判断されます。これは、骨密度が低い所は、骨折する危険が高いということで、このように判断されます。

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