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診療科・部門案内

放射線科

機器紹介

一般撮影

2019年3月にFUJIFILM BENEO Fxを導入しました。CRと比べて1/3の被ばく量で撮影できるようになりました。

患者様には各検査部位にあった体位をとっていただき撮影を行います。なるべく苦痛の少ない体位で撮影するよう心がけておりますが、部位によりご協力いただく場合がございます。

注意していただきたいこと

下記のようなものがある場合、撮影部位によって取り外していただくか、脱いでいただくことになります。

(検査着を用意していますのでご安心ください)

  • プラスチック類(ボタン等)
  • 貴金属(ネックレス、ピアス等)
  • メガネ、入れ歯、ヘアピン
  • 金属の入った下着(ブラジャー等)
  • ズボンのベルト、ファスナー、コルセット
  • カイロ、エレキバン、湿布 など

検査を受けるにあたって

X線検査と聞いて、放射線被曝を心配される方もいらっしゃると思いますが、患者さんにとって病気の早期診断は大きな利益であり、そのための放射線検査です。しかしわずかながらでも放射線被曝の不利益(悪影響)の可能性がある以上、無駄な放射線被曝は避けなければなりません。従って、検査に当たっては何の目的で行うのか、それによって何が診断できるのかを主治医から十分な説明を受けて、納得した上で検査を受けるようにして下さい。

MRI

MRIとは、磁石と電波を使って身体の断面や血管を画像化する装置です。放射線の被ばくはありません。脳、脊髄、腹部、骨盤部、四肢関節部の臓器組織、靭帯、骨、血管などの異常を検出します。検査時間は約20分~1時間で検査中は大きな音が鳴っています。体動に弱い検査ですので、検査中は動かないように固定をします。ベッドに横になているだけの検査ですが、撮影する部位によっては造影剤を使用したり、20秒程の息止めをする場合もあります。ペースメーカー装着者は検査できません。また体内に金属を埋め込む手術をしている方は検査できない場合があります。MRI装置内部は狭い空間になっていますので、閉所恐怖症の方はお申し出ください。

MRI検査でわかる主な疾患

  • 脳梗塞、動脈瘤、血管の狭窄や閉塞
  • 認知症画像
  • 脊髄内部の様子
  • 肝臓などの臓器の腫瘍
  • 四肢関節の靭帯の観察

その他たくさんの疾患の検出に役立っています。

歯科用CT

2020年3月に歯科用CTを導入しました!以前より細かく、全体の歯の状態や骨の異常、下歯槽神経の位置などを知ることができます。

  • 次世代CT再構成ソフトGIDORA🄬搭載
  • アーチファクト除去で今まで確認見えなかったものが診える
  • 各種補正による精度の高いCT値で臨床的骨質診断を実現
  • エンドやペリオの診断を変える細やかな画像
  • パノラマモードを標準搭載、セファロオプションも選択可能
  • Landmark Systemとの連携でインプラント治療をナビゲート

X線テレビ

フラットパネル搭載により、以前より広範囲で高精細な画像診断が可能です。この装置では、造影剤(バリウム)を使って食道、胃、大腸の検査を行ったり、内視鏡を使った特殊検査(EST、ERBD、など)や、治療を透視装置を併用して施行したりします。その他、骨折の整復、嚥下造影など様々な検査に使われます。

多目的血管撮影装置

血管造影検査(アンギオグラフィー)とは、腕や脚の血管からカテーテルと呼ばれる細い管を脳や心臓などの目的部位まで挿入し、カテーテルから造影剤(血管を描出する薬剤)を注入しながら連続的にX線透視撮影を行い、血管を描出する検査です。

右冠動脈

左冠動脈

動脈瘤術前の脳血管(正面)

術前の脳血管(側面)

手術後

腹部血管

マンモグラフィ

マンモグラフィとは、乳房専用の装置を使用したX線撮影のことです。乳腺疾患や早期乳がんの特徴である小さな石灰化、腫瘤を見つけます。特殊な板で乳房を薄く均等に広げ、圧迫した状態で撮影を行います。圧迫することで多少の痛みを伴いますが、薄く引き伸ばすことにより、早期の乳がんを見つけやすくし、被ばく低減にもつながります。

検査は、左右2方向ずつの計4枚の撮影を行います。(検診は1方向のみの場合もあり)検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師が在籍し、検診マンモグラフィ読影認定医師が読影を行います。

ペースメーカ装着者、豊胸手術をされている方、妊娠の可能性のある方、授乳中の方は、検査前に担当技師にお申し出ください。

当院では、検査時の痛みを軽減する特殊な圧迫板を採用しています。

従来の圧迫板より、圧迫する際の圧力が面内で分散される設計になっており検査時の痛みが軽減されます。

CT

2015年12月にSOMATOM Definition Edgeを導入しました。

特徴

Stellar Detector のTrueSignal Technologyにより、電気ノイズの大幅な低減が可能となり、ハードウェアレベルから画像のシグナル対ノイズ比(S/N比)を改善します。
また、Edge Technologyによって、低い信号強度の場合においても照射線量を増加することなく、最高0.30mmの空間分解能を実現します。

新開発のガントリにより、回転時間 0.28 秒、さらに最大で 1.7 のピッチを実現し、230mm/秒の撮影速度が可能となります。これにより、成人男性の一般的な胸部検査であれば 最速2 秒程度でスキャンができ、息止めの負担が軽減されます。ガントリ開口径は780mm 、最大撮影範囲は2000mm でありルーチン検査から心臓、全身外傷まで様々な検査に対応可能です。

以前のCTでは金属に弱く脳血管クリッピング後のCTangioではクリップ部分は欠損していましたが、iMAR(金属のアーチファクトを軽減)を用いて処理を行うことにより、大幅に改善が期待できます。

冠動脈CT

撮影時間は約7秒程度です。

Stellar Detector・ガントリー回転速度0.28secにより従来の64列CT装置より精度の高いプラークの評価・ステント内評価が可能になりました。

頭部CTA

撮影時間は約2秒程度です。低管電圧を使用することにより、造影剤の量も減らすことが可能になりました。以前はできなかったCT Perfusionも可能になり、脳血流の動態情報が得られるようになりました。CT導入と同時にFUJIFILM VINCENT(3Dワークステーション)も導入し、画質・画像処理が向上しました。

その他血管

SOMATOM Definition Edge、VINCENTの導入により、血管系の抽出が大きく変わりました。空間分解能0.3mm、VINCENTの画像処理により、これまで抽出できなかった、末梢までの血管が抽出可能になり、診断に役立つ画像を提供できるようになりました。

骨密度測定装置

骨粗しょう症とは?

骨粗しょう症というのは、骨が弱くなり、骨折の危険が高まる骨格の病気です。
また、骨密度が減っていっても、ほとんど自覚症状はありません。ただ骨粗しょう症がもとで骨折して初めて、痛みを感じたり、背中が曲がったり、寝たきりになったり、日常生活に支障を来たし易くなります。早めの確認が必要です。

予防・治療は?

骨粗しょう症というのは、骨が弱くなり、骨折の危険が高まる骨格の病気です。
また、骨密度が減っていっても、ほとんど自覚症状はありません。ただ骨粗しょう症がもとで骨折して初めて、痛みを感じたり、背中が曲がったり、寝たきりになったり、日常生活に支障を来たし易くなります。早めの確認が必要です。

どうすればいいの?

  • まず、医師の診察を受け、骨密度測定を行いましょう。
  • 骨折すると日常生活に影響を与える腰椎や大腿骨の骨密度を測定します。
  • 骨密度測定には微量のX線を用います。X線検査に準じて、ベット上に仰向けで寝るだけです。骨密度検査で受ける被ばくは胸部エックス線検査より少ない量です。
  • 測定は、約5~10分間で、痛みはありません。

骨密度検査の前準備は?

  • 妊娠中、もしくは妊娠の可能性がある方は検査できません。
    バリウム検査や、その他の造影剤検査の後は、骨密度検査は行えません。
  • 骨検査時の衣服は、腰椎(おへそ周辺)や大腿骨(足の付け根周辺)に金属等(ホック、ボタン等)が
    ついていない衣服を着用してください。また、湿布や使い捨てカイロ等は外してください。
  • 測定領域(腰椎、大腿骨)に人工関節を挿入されている場合は、あらかじめスタッフに申し出てください。
  • 検査は仰向けに寝て検査します。
  • 検査中は動かないでください。 静かに呼吸することは問題ありません。

検査結果について

検査の評価は、日本骨粗鬆症学会などで決められており、若年成人平均値(成人男女の骨が丈夫な人たちの平均値)からどれぐらい下がっているのかで、評価されます。

    その値は、正常な若年成人平均値の80%以上。

    骨量減少は、その79%から71%。

    骨粗しょう症は70%以下。

    と学会で決められています。

  • 通常、DEXA法での検査する部位としては、腰痛とどちらかの大腿骨を検査します。それらの部位で、一番低い数値で判断されます。これは、骨密度が低い所は、骨折する危険が高いということで、このように判断されます。

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