忘れがちな学童期以降の予防接種

-小学校入学前から中学生までに確認したいワクチン-

小さい頃の予防接種はスケジュールに沿って受けていても、年長さん以降の予防接種は忘れられやすいことがあります。小学校入学前、9歳ごろ、11~12歳ごろ、中学生になる前後は、母子手帳を見直すよいタイミングです。

時期・
年齢の目安
5〜6歳
(保育園・幼稚園の年長)
確認したい定期接種 麻疹風疹混合 第2期
(MRワクチン)
対象・
ポイント
麻疹:
空気感染で非常に感染力が強いです。症状は高熱・目の充血・皮膚の発疹などです。肺炎・脳炎などの重篤な合併症があります。

風疹:
発熱、発疹、リンパ節の腫れが特徴です。妊娠初期の女性が感染すると、赤ちゃんに難聴や心疾患など (先天性風疹症候群)が起こる危険があります。
時期・
年齢の目安
9歳
(小学4年生)
確認したい定期接種 日本脳炎 第2期
対象・
ポイント
日本脳炎:
西日本地方 (九州を含む)は注意が必要な地域です。日本脳炎ウイルスに感染した豚の血を吸った蚊に刺されることで発症します。発熱などの症状の後、急に意識障害 (脳炎)を起こすことがあります。
時期・
年齢の目安
11歳
(小学6年生)
確認したい定期接種 2種混合ワクチン DT 第2期
(ジフテリア・破傷風)
対象・
ポイント
ジフテリア:
喉や気道に感染し、重い呼吸困難や心筋炎を引き起こす恐れがある病気です。

破傷風:
傷口から菌が入り込み、全身の筋肉のけいれんや呼吸障害を引き起こす恐れがある病気です。
時期・
年齢の目安
12歳
(中学1年生)
確認したい定期接種 ヒトパピローマウイルスワクチン
(HPVワクチン)
対象・
ポイント
ヒトパピローマウイルス:
子宮頸がん等の原因となります。ワクチンとの関連が否定できない持続的な痛み等の報告がありましたが、子宮頸がんを予防できるという有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められています。
掲載の時期・年齢は最も標準的とされる時期のみ記載していますので、接種可能な時期は医師・看護師に確認してください。上記の定期接種の他に、MR 第2期と同時期のおたふくかぜワクチン、11〜12歳に3種混合ワクチン、季節性インフルエンザワクチンなどの任意接種があります。

当院では毎週土曜日に小児科外来を行っています。一般的な小児科診療や発育・発達相談に加えて、予防接種スケジュールの確認にも対応しています。母子手帳をご持参ください。